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北国は雪景色です。
おいしい東北パッケージデザイン展の
表彰式とフォーラムのために仙台に来ています。
4年目を迎えたプロジェクトもデザイン界では、賛否両論。
デザインを無償に近い価格で提供するのは、
デザインの価値をおとしめている!とお叱りの声。
それはごもっともな意見。
僕は10年後のデザインの価値を高めるために
このプロジェクトを立ち上げました。
効き目のあるデザインを目利きの審査員が選び、商品化する。
ヒット商品がたくさん生まれれば、ローカルのメーカーで噂話が広がる。
デザイン替えたらどんどん商品が売れたらしい!
なになに、パッケージデザインをちゃんとしたデザイナーに依頼すれば、
デザイン料の100倍儲かったとなれば、
デザインの価値を社会が認めて、デザイナーの価値が上がると考えています。
ローカルデザインの質が上がれば、ローカルメーカーが元気になり、
地域の元気が取り戻せる! それを実現するために活動してます。
全作品が実用化されることを祈ってます。
スパイラルで開催されている“アウトサイダーアートと現代アート、22の異世界をめぐるアート体験”を見てきました。
メディアで紹介されたこともあって、大変な賑わいでした。2020年に向かってこうした展覧会はさらに増えると思います。
僕は、障害のあるアーチストが社会的な認知をされた後のことを想像して活動をしています。
社会的な評価を得るアーチストはごくごくわずかです。
できる限り多くのアート活動をされている方と福祉作業所の仕事を結びつける事業モデルを成功させて、社会的に評価と収入支援や福祉作業所の工賃アップを目指したいと思います。
一般の社会でもアートはビジネスとしても成り立っており、さまざまな仕事を生み出しています。
アウトサイダーアートだけが、面白がられるのではなく、一人ひとりの作家の生き甲斐につなげ、それが障害のある方々の働き方改革にもつながる事業モデルを構築したいと考えています。
障がいのあるアーチストの作品を
海外のアート市場で正当な評価を得る
闘いと挑戦の記録が届く!
大阪のアトリエインカーブは、
尊敬する今中博之さんの主催する通所型のアトリエである。
僕も障がいのあるアーチストの作品の素晴らしさに感動して支援活動を始めた。
日本のアート界は、こうした方々の生み出した作品を
福祉の世界とレッテルを貼って、正当な評価をしていない。
勇気を持って、福祉の世界を離れて海外のアート市場に
通常のアートとして価値を問う挑戦を行われている。
今中さん曰く、アート界のイチローを生み出せば
、障がいのあるアーチストの作品を障がい者の色眼鏡を外させてちゃんとした
評価をしてくれるし、世間の色眼鏡も外す事ができる!
「山高ければ裾野広し!」の考えで海外のアート市場に挑戦を続けている。
しかし、1回アートフェアに出展するだけで数百万円の費用がかかるし、
優秀なスタッフも必要。これを繰り返さなければならない。
大変な挑戦を行っている。
少しずつ、評価が生まれているが、まだまだ時間がかかる闘いである。
今中さんは「アートフェアは、アトリエインカーブに希望をくれました。
同時に落胆もくれました。いま福祉に必要なのは市場への挑戦です。」
と言っている。
僕はアートビリティ+というブランドを立ち上げて、
別のアプローチから市場への挑戦を行っている。
失敗が出来ない挑戦なので、焦らず、一歩ずつ前に進めて行きたい。
ある程度の結果が出るまでには、最低5年はかかりそうです。
福祉の世界から離脱しなければ、
いつまでたっても作家の正当な評価や収入には結び付かないと考える。
アトリエインカーブの挑戦から学ばせてもらい、同時に応援の拍手を送りたい!
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ミッドタウンデザインHUBで、
「おいしい東北パッケージデザイン展」がスタートしました。
今日は、オープニングのトークイベントの司会を担当!
全国から集まった受賞者とお祝いの飲み会で盛り上がりました。